阪神がストッパー候補として一本化した韓国サムスンの呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)の獲得に暗雲が垂れ込めてきた。12日に兵庫・西宮市内の球団事務所で開かれた編成会議では、交渉へ向けた進捗(しんちょく)状況を確認。球団首脳は「いろんなケースの対応策も考えていかないといけない。特に抑えに関しては、次の手も考えないと。いつまでも時間はないし、既存の選手にも影響するので」と表情を曇らせた。

 阪神は守護神不在だった反省もあり、早々と「韓国のセーブ王」と呼ばれる呉に照準を定めた。ソフトバンクなど日本の5球団、メジャーも数球団が狙う最速157キロ右腕の海外移籍は、所属先の容認が必要。サムスン側も認める姿勢でいるが、球団関係者が「トレードの形になる」と言う移籍交渉が進まない。さらには関係者を通じて得た情報では、呉側は住環境など細部に高いリクエストがある模様だと言う。球団幹部は「今週中には決めていかないと」と悩んでいた。