巨人からFA移籍した中日小笠原道大内野手(40)は、身も心もドラゴンズに染まる。6日は大阪市北区でミズノ社のアンバサダーズ・ミーティングに参加。名前の道大にちなんだ「道」の字のオリジナルロゴで「しんにょう」の部分を竜が昇るイラストにする考えを明かした。

 「ミズノさんからの提案です。どうでき上がるか。少し改善するみたいですがいい感じなら使えますね」

 しんにょうの1画目が竜のツノで、2画目が頭。3画目のクネクネが胴体と尻尾のイメージで、文字とイラストがバランスよくマッチしている。

 小笠原も気に入ったようで、サンプルを見ながら修正点をリクエスト。新ロゴはマスコットバットやグラブ、ウエアなどのアクセントに加え、竜の小笠原の象徴にする。

 「青のユニホームにオレンジは合わない。同じ色の方がバランスがいい」

 バットやグラブの形状は変えないが、商売道具の色はすべてドラゴンズブルーに変える。巨人時代のオレンジはさようなら。11月末の入団会見もブルーのネクタイで登場し、打倒巨人への切り替えは万全だ。

 「やっとあいさつできました。昔からよく話をさせていただいてましたし、困ったことがあれば何でも相談できるので心強いです」

 ミーティングでは、現役最年長の大御所・山本昌とも移籍後初対面。ガッチリ握手を交わし、共闘を誓い合った。東京都内で自主トレを開始するなど来季へ気合十分。ガッツが「昇竜の道」を突き進む。【松井清員】