【米ハワイ・ホノルル12日(日本時間13日)=斎藤庸裕】楽天小山伸一郎投手(35)が、大物ルーキー松井裕樹投手(18=桐光学園)を「アメとムチ」で育てる。投手陣のまとめ役であるベテランは、大注目のドラフト1位左腕に対し「礼儀作法はしっかりした方が良い。最初が肝心。上下関係、あいさつはビシッと言いますよ」と真剣な表情で話した。

 厳しくもあるが、面倒見の良い世話役だ。星野監督からは「小山はよくやってくれている。投手陣を引き締めてくれる」と、全幅の信頼を寄せられている。時には後輩をしごくこともある。昨夏の甲子園で1試合22奪三振の大会新記録をマークし、鳴り物入りで入団する松井も例外ではない。「プロに入ったら関係ないですから」。ひいきはせず、他の選手と同様に目を光らせるつもりだ。

 ただ、萎縮せずに本来の力を発揮して欲しいという思いも強い。「うまくなじめるようにしてあげたら。ご飯もなるべく誘ってあげたいです」と話し、先輩からの積極的コミュニケーションでサポートしていく。キャンプで1軍スタートが決まっている松井。連覇のためには松井の力も当然必要になってくる。礼儀以外の部分では「伸び伸びやって欲しい」と願っている。

 この日は、チームのゴルフコンペに参加。「だめだね」と首をかしげたが、南国でのバカンスを楽しんだ。来季も優勝の喜びを味わうためにも、松井の世話に一役買う。