楽天田中将大投手(25)が今日17日、自身の去就について結論を出すことが16日、分かった。新ポスティングシステム成立を受け、立花陽三球団社長(42)と17日に仙台市内で会談。残留要請するとみられる球団に対し、田中はメジャー挑戦への熱意をぶつける。会談後、田中が会見を開いて、自らの意思を表明する。
長い沈黙を破り、常識を打ち破る時が来た。田中が今日17日、立花社長と話し合い、メジャー挑戦の希望を伝える。球団側からは残留を求められるため、球団の意向をくつがえすためにも、田中の熱意が必要となる。球団関係者は「(田中が)明日(17日)表明します」と話した。会談の結果がポスティング容認にせよ、残留にせよ、自らの言葉で心中を明かすという。
この日、東京から仙台入りした同社長は「明日、話します」と明言を避けた。ただ、井上オーナー代行は、実行委員会出席後「田中選手と立花社長の話し合いを受けて、球団の決定機関で議論して決定する」と話し、会談が終わるまでは結論は出ないことを示唆した。本社の意向があるものの、同社長と田中の話し合いが何よりも大きな意味を持つ。
球団は、かねて新システムには難色を示してきた。日米間で十分な議論が尽くされぬまま、トップクラスの選手にも移籍金の上限が設けられたことを問題視。日本球界全体にとって改悪という立場だ。一般的にみても上限の20億円での田中の流出は球団にとってはマイナスでしかない。楽天が残留要請をするのは、球団経営の“常識”とも言える。
ただ、その常識を破る可能性も残される。関係者によると、現時点でも田中はメジャー挑戦の気持ちに一点の曇りもないという。同時に結論を先延ばしするつもりもないという。楽天のみならずメジャー球団にも迷惑を掛けることを懸念しているようだ。それだけに立花社長との会談を経て、自身の去就を明確にする。剛速球ばりのストレートな思いを言葉にすれば、残留以外の答えが出るかもしれない。運命の1日は、田中の覚悟にかかっている。



