日本ハム栗山英樹監督(52)が、お宝コレクションをチームにも開放する考えを明かした。17日、札幌市内のミズノ社を訪問。報道陣の取材に対し、野球用具について「若いうちはいろいろなものを使った方がいい」と提言。その上で、栗山町の「栗の樹ファーム」に保管されている名選手たちのバットやグラブを「(参考のため)もちろん触ってもらっていい。子供たちにも触れるようにしてあるし(選手も)来てもらえれば」と話した。

 自身も現役時代、グラブは年間20種類も作製し、バットも「調子が悪いとき(用)とか、分けていた」と言う。自分のフォームや形が定まっていない若いうちは、数多くのものを試すべきだと考える。栗の樹ファームには日本ハム選手をはじめ、過去の名選手やメジャーリーガーの用具も保管されている。「実際に持ってみると感じるものがある。『原(辰徳)さんってこういうバット使ってたんだ』って」。日本各地やアメリカに足を運んで集めた品々を、若手選手たちにも還元するつもりだ。