ソフトバンク岩崎翔投手(24)が、派遣されたドミニカ共和国でのウインターリーグで完全マスターした「かめはめ波カーブ」を披露した。18日、西戸崎合宿所で帰国後初練習。キャッチボールでカーブも投げて曲がり具合を確認。「今日の感覚だったら日本のボールでもいいかなと思います」と自信をのぞかせた。

 メジャーリーガーも多く集まるドミニカ共和国で7試合に登板し2勝を挙げた。決め球となったのがカーブ。手首をひねらず投げることで、100キロ前後と今までより速く大きく曲がる。バッテリーを組んだロッキーズのウィリン・ロザリオ捕手も使えると判断。1試合の3割と多投した。

 チームメートから付けられたあだ名が「かめはめ波」。ドミニカ共和国でもアニメ「ドラゴンボール」は放送されており、主人公孫悟空の必殺技と重ねられた。

 来季は先発で勝負する。「先発でやると言った以上やれる準備をしっかりしたい」。巨大補強の中、かめはめ波で開幕ローテの道を切り開く。【石橋隆雄】