元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(39)が27日、約4カ月ぶりに帰国した。今年は5月の国民栄誉賞受賞、8月の夏の甲子園大会観戦に続き、3度目の帰国。取材対応することはなかったが、紺のダウンジャケット、ブルーのカーディガンを着て、長旅の疲れを見せずに報道陣に軽く右手を挙げて応えた。また大量の荷物を携え、野球道具が入ったミズノ社の大きなバッグも含まれていた。

 来年2月は古巣巨人の宮崎キャンプで臨時コーチを務める。今月上旬の阿部との対談では「自分もいろいろ勉強になると思うし、勉強しながら伝えられることがあったら伝えたいと思う」と初指導への意欲を見せていた。年末年始は地元石川に2年ぶりの帰省予定。年明けの7日には出身の能美市から市民栄誉賞の贈呈を行われるなど、地元のイベントにも多く参加する。今後、指導者への道を本格的に歩む松井氏が日本で新年を迎える。