西武の鈴木葉留彦本部長(62)が7日、所沢市内の球団事務所で会見し、FA移籍した涌井の人的補償としてロッテから中郷大樹投手(29)を指名し、合意したと発表した。背番号は39に決まった。近日中に行われる入団会見で正式発表する。中郷について「毎年の課題である中継ぎ、抑えでフル回転してもらいたい」と期待を込めた。

 中郷は自主トレを行っていた香川で、連絡を受けた。「今は寂しい気持ちの方が強いのが正直なところですが、とにかく西武ライオンズで精いっぱい頑張って、プロ野球選手として、しっかりと結果を出したいと思っています」と球団を通じてコメントした。ロッテでの一番の思い出は12年にプロ初勝利を挙げたことと、昨年の巨人戦で、同じ徳島県出身の服部と2人でピンチをしのいだことを挙げた。