ソフトバンクのドラフト2位・森唯斗投手(22=三菱自動車倉敷)が、偉大な先輩のエールを胸に刻んだ。徳島・海部高(旧海南)の先輩には元西鉄(現西武)投手でプロゴルファー尾崎将司(66)がいるが、その「ジャンボ」から届いた激励に感激。福岡・西戸崎合宿所に入寮した7日、開幕1軍入りを目指すと誓った。

 プロの道を歩み始めたソフトバンク森に、まさにジャンボなエールが届いていた。昨年のドラフト指名後、知人を通じて激励。尾崎将は「海南から久しぶりのプロ野球選手だからね。(校名が)海部に変わったことも知ってるし、気に掛けてる。(森が高校時代に母校で登板した)練習試合を見に行ったことも覚えている。頑張って欲しいね」とメッセージを送った。

 そんな言葉を、森は神妙な顔で伝え聞いた。「うれしいです。まさか気に掛けてもらってるとは思わなかった。なおさら頑張らないといけない。見に来ていただけるなら、ぜひ来ていただきたいです」。昨年の指名あいさつではプロ初勝利のお立ち台でジャンボが得意とする「コブラポーズ」をやると誓った。今度は将来的にヤフオクドームに招待するプランを描いた。

 レジェンドからのエールを胸に刻んでの入寮。社会人時代のチームメートからの寄せ書きを持ち込んだ。趣味の釣り道具も持ち込まず、当面は野球に専念。「やるからには開幕1軍目指して頑張りたい」。1年目からリリーフ要員として期待されるが、チーム内の激しい競争にも打ち勝つ覚悟だ。明日9日から新人合同自主トレが開始。「1月後半にはブルペンに入りたい」と鼻息を荒くした。

 寮の部屋の窓からは、海越しにドームが見えた。「早くあそこのマウンドで投げたい」と胸躍らせた最速146キロ右腕。ジャンボの期待にも応えるべく、プロの水に少しずつ慣れていくつもりだ。【大池和幸】