阪神坂井信也オーナー(65=電鉄本社会長)が、今年の漢字1字を「驚」とした。昨季は夏場まで首位争いをしながら、終盤に失速して2位。その反省もふまえ「驚異の変身を遂げてラストスパートで優勝するように」と、05年ぶりの優勝への思いを込めた。

 さらに、「鳥谷くんの敬(たかし)の下に(えとの)馬。馬に乗ったような勢いで、チームの先頭に立って引っ張っていってほしい」と付け加え「ファンの人を驚かせる変身をしてほしい」と要望した。

 新たな戦力も幸福を呼ぶかもしれない。「鶴が舞い込んできたというか…」。久保の人的補償としてDeNAから鶴岡を獲得。「レギュラー争いできる。去年もファウルを20本ぐらい打って粘ったとか。根性のあるバッターだなと。守備はもちろんバッティングも心配していない」と期待感たっぷりだった。

 ◆坂井オーナー今年の漢字

 ▽09年

 新(真弓新監督、改装された甲子園での新時代に期待)▽10年

 虎(干支にちなんだ「虎」)▽11年

 果(結果の「果」や果たすの「果」)▽12年

 達(達成するの「達」。辰年とかけた)▽13年

 起(起点の「起」。奮い立つ、起死回生の意)