猛虎の快走は名馬2頭にお任せ!

 阪神の1、2番コンビが機動力での大暴れを誓った。西岡剛内野手(29)と大和内野手(26)が8日、大阪・吹田市内で行う自主トレを公開した。昨季からリードオフマンのコンビを組み、初めて合同自主トレを実施。西岡が「甲子園で勝率7割」と話せば、大和も「絶対40盗塁」と気合十分。トップスピードでセ界をかき回せ!!

 痛烈なジョークが愛情の裏返しだ。軽快に動いた後、西岡が口を開いた。大和と初の合同トレ。いきさつを問われ、真顔で言う。「勝手に球場に来ていた。声は掛けてないです」。内情は違う。優勝するため、若き2番に声を掛けていた。

 西岡

 試合を進めていく上で、攻撃的なことを含めて1、2番が非常にウマが合わないと、チームの勢いもついていかない。自主トレから、こういう形でできるのは非常にプラスです。

 午(うま)年に引っ掛けたフレーズでコンビの方針を説明。さらに、西岡は「大和は思い切ったプレーができるいい選手。僕が勢いをつけて背中を押す存在になりたい」と続けた。もちろん、自身もモットーの全力プレーを貫く。「今年は、もう少し盗塁数を増やしたい。2年契約の最終年で僕自身、結果が求められる」と言い切った。

 不動の1番打者として、今季は盗塁数にこだわる。昨季は左膝を負傷し、11盗塁にとどまった。だが、05年に41盗塁して、過去2度の盗塁王に輝くなど、脚力にも定評がある。日本200盗塁にも残り14個だ。前日7日から一緒に始動したパートナーの大和も言う。

 大和

 40盗塁だけは絶対にしたい。(昨年は)走れない時期があって、消極的なところもあった。自分で(自主トレを)どこでやるか迷っていたら、ツヨシさんが誘ってくれた。いろんなものを吸収したい。

 昨季はチームトップの19盗塁。阪神勢の20盗塁以上は09年赤星(31盗塁)以降、出ていない。大和は言う。「知ってます。言われ続けている」。西岡の自己最多41盗塁+大和の理想40盗塁を実現できれば、大きな戦力になるだろう。

 西岡

 去年はホームゲームを落としすぎた。ホームとアウェーの勝率は断然、変わっていかないといけない。勝ち越すだけじゃなく7割近く勝てるようにすれば、絶対に(シーズンで)勝てると思う。

 昨季、甲子園では28勝29敗3分けで借金1。本拠で2年連続で負け越し中。勝率7割超えは優勝した03年以来だ。8月には甲子園誕生90周年を迎える。“重馬場”のままでは聖地の名がすたる。阪神の名馬2頭はパカパカ走らない。ビュワーンと駆け抜けて、ペナントレースを快走する。【酒井俊作】