9日に合宿所「青濤館」に入寮したオリックスのドラフト6位奥浪鏡内野手(18=創志学園)が衝撃の年越しを明かした。昨年末、広島・呉市の実家に帰ると、大みそかの午後2時に同市内のバッティングセンターへ。元日の午前1時まで約11時間、除夜の鐘をBGMに、1人で打ち込み。木のバットで時速150キロ設定の軟式球に立ち向かった。

 1回30球の16回券を4枚以上使用。108のぼんのうとは桁違い、合計2100球は打った計算で「最後はヘトヘトでしたが、力が入ってないのでスイング自体はきれいでした」。12月14日の入団会見時は97キロだった体重も2キロほど絞れた。今日10日から始まる合同自主トレに万全の仕上げで臨む。【高垣誠】