阪神藤浪晋太郎投手(19)は貫禄の鳴尾浜2年目発進だ。9日、時を同じくして始まった新人合同自主トレの横で、キャッチボールなどのメニューに取り組んだ。

 「新人に話を聞いてあげてください。僕は1年間頑張ったでしょう」と笑顔で練習を終えた。キャンプまでの調整方法も自身の手に委ねられ「責任が出てきた」と自覚を言い聞かせた。

 「シーズンに向けて仕上げている。(2月1日に)ブルペンに入れと言われて困らないよう調整していく」

 ちょうど1年前。新人トレ初日の10日からブルペンに入り、捕手を立たせたまま投球した。この日はキャッチボールのみ。自らの体と相談しながら調整スケジュールを立てる。高卒2年目、19歳には異例の待遇も自分で勝ち取ったものだ。「自分のタイミングでこっち(鳴尾浜)でちょっと(ブルペンに)入るかもしれないし」。キャンプでは初日から捕手を座らせて投球する予定。1月中のブルペン入りも計算にある。

 ルーキーにはそんな2年目藤浪の“大きさ”がまぶしい。4位梅野は第一印象を「みなさんも言われていますが、大きいなと。迫力があった」。ただ1人の高卒2位横田も「オーラが違いました」と圧倒された。

 藤浪も1年前は同じようにスタートラインに立ったばかりだった。ルーキーイヤーに10勝を挙げた右腕は、存在感が大きく増していた。ここからは自らの手で-。マイペースを保ち、前へ前へと進んでいく。【宮崎えり子】