エースのプライドが見えた。ロッテ成瀬善久投手(28)が11日、さいたま市のロッテ浦和球場で自主トレを公開し、5年連続の開幕投手への熱い思いを口にした。西武から涌井がFA移籍し、激戦となるが「誰にも譲るつもりはない。オープニングゲームに先発できるのは12人しかいない。光栄なこと」と、勝ち取りにいく。
昨年は肩痛もあり、ローテーションを外れる悔しさを味わった。今季、目標に掲げるのが「開幕戦に投げて、1年間ローテを守り抜くこと」。数字としては200イニングを目指し、防御率にもこだわっていきたいという。07年に1・82を記録しており「できるだけそれに近づけたい。そうすればタイトルにも絡めると思う」と復活の年にする構えだ。
このオフには都内のトレーニング施設で、他競技のアスリートと触れあって、刺激を受けた。フェンシングの太田雄貴がその1人。ピッチングを見て「やっぱりプロ野球選手のボールはすごいって言ってくれたのがうれしかった」。復活に向けての不安が和らいだ。選手会長として「優勝して、ビールかけの掛け声をしたい」と言う。開幕から最後まで、チームをけん引する。【竹内智信】



