わたし、ハマスタの申し子でした…。阪神のドラフト1位岩貞祐太投手(22=横浜商大)は11日、チームが苦しむ横浜スタジアムキラーに名乗り出た。

 「投げやすいです。(マウンドは)ちょうどいいぐらいの傾斜で硬さもいい。やっていた相手の格が違うけれど、投げたことがあるのは心強いです」

 大学時代、横浜スタジアムは岩貞の独壇場だった。4年秋の神奈川大学リーグでは4試合で3勝1敗。36回を投げ47奪三振で自責点はわずかに2。驚異の防御率0・50を誇った。一方で阪神は昨季、DeNAに横浜で5勝7敗。ブランコらの加入で強力になった打線に、12試合で1試合平均5失点。7-0の大量リードから逆転負けを喫した試合もある。

 「(打球が)あがったらホームランになる。なので意識して低めに投げていました」

 プロと大学生の違いはあるが、岩貞は予習している強みがある。昨年はDeNA-阪神戦を観戦したこともある。「同じ球場だから打球の速さが比較できる。自分と同じだったり、それより遅いピッチャーがどう抑えているのかを見ていました」。ドラフトを予期したように?

 DeNA斬りのシミュレーションを行っていた。

 新人合同自主トレ3日目はポール間走など、基礎体力強化に励んだ。昨年のドラフト1位藤浪は「甲子園の申し子」ぶりをプロでもいかんなく発揮した。前日10日には和田監督もローテ入りを期待した左腕。横浜でたそがれる虎を救うべく、まずは開幕1軍に照準を合わせる。【松本航】