G戦士には打たせない、走らせない!?
先発転向2年目でローテーション入りが期待される阪神榎田大樹投手(27)が11日、東京ガスグラウンドで自主トレを公開した。昨季日本シリーズMVPの楽天美馬とともに、ダッシュ、キャッチボールでみっちり汗を流した。なんと同じグラウンドには東京ガスの先輩で、巨人にFA移籍した片岡の姿があった。練習中にあいさつを済ませると、早くも先制パンチを放った。
「西武時代はよく打たれていたので、あまり打たないでくださいよと冗談で言いました。足も速いですし。出したくないバッター。(けん制に)自信は持っていますけど。自分の間でしっかり投げられたら」
巨人戦は昨季、6試合に登板して3勝した。変幻自在の投球で強力打線を手玉に取った。14年開幕カードとなる巨人戦。Gキラーにとって片岡はやっかいな存在になりかねない。昨季も3打数2安打で、通算6打数3安打。4年連続盗塁王を獲得した先輩は、塁に出しても重圧がかかる。
先輩封じには「世界一の間」がヒントになる。さらに同じグラウンドでは、米大リーグレッドソックス上原が自主トレしている。レ軍を世界一に導いた上原をお手本にする考えだ。
昨年のワールドシリーズ第4戦。9回2死一塁から上原は一塁けん制で試合を終了させた。榎田は「けん制というよりは間。ランナーの動きと間を見て投げられれば」と参考にする。上原級の必殺けん制をマスターできれば、片岡のようにうるさい走者も恐れなくていい。
「順調です。だいぶ距離も投げられるようになってきたし、走れている」。1年前のオフはリハビリ中心だった。14年もGキラーとして君臨するため、苦手な先輩を抑え込む。【池本泰尚】



