糖分が多くても、やめるわけにはいきません!

 西武ドラフト2位の巨漢ルーキー、山川穂高内野手(22=富士大)が26日、所沢市内の若獅子寮で新人対象の栄養学講習を受講。「印象的なのはコーラを飲みすぎないように、って話です。1日500(ミリリットル)缶1本にします」と切り出した。

 栄養バランスの重要性などを指導されたが、一番気になったのは、“大好物を控えろ”指令だった。「僕はコーラでできています」と言うほどのコカ・コーラ党。寮の部屋にも常備され、「ご飯の時も寝る前も、練習終わってからも。高校の時からバンバンです」。多いときは1日1・5リットルも飲むそうだが、講義で含まれる砂糖の量(350ミリリットルあたり約39グラム)を教えられてビックリ仰天。「結構入ってますよね」と頭をかいた。

 それでも現在107キロの体を支えるパワーの源?

 だけに、簡単に断つわけにいかない。「こういう体が売りで入ってきてるんで。このキャラでいきます」とあらためて宣言。飲みすぎだけには注意して、量を3分の1に減らすことにした。

 A班(1軍)に抜てきされた春季キャンプも「ワクワクしてます」と心強い。この日の練習後も、誰もいない室内練習場で打ち込み、しっかりカロリーを消費した。揺るぎない信念?

 を持って、猛アピールするつもりだ。【佐竹実】

 ◆コカ・コーラの栄養

 原材料は糖類(果糖ブドウ糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン。カロリーは100ミリリットルあたり45キロカロリーと高いが、エネルギーに変えやすく、含まれるカフェインには興奮作用もあると言われる。エネルギー源である糖質の摂取に効率よく、マラソンランナーが炭酸抜きにしたものをスペシャルドリンクとして使用した例もある。