楽天青山浩二投手(30)が金武での練習初日の15日、今キャンプ初の打撃投手を務め、今後への課題をつかむ、収穫の投球となった。森山を相手に23球、枡田には21球を投じた。枡田には2発の本塁打を打たれるが、本塁打は気に留めない。問題視したことは、高めのボールが多かったこと。「高めに浮いてしまうことがあったのが反省点です。ブルペンでは低めに集まるのに、打者が立つと浮いてしまった。少し不安になってしまいますね」と話した。

 ブルペンでは素晴らしい投球を続けている。5日に視察した日刊スポーツ評論家の工藤公康氏(50)も「青山が(楽天で)一番いい。腕を振る力を、うまくボールに伝えられている」と絶賛していた。本人もブルペンの好調は自覚しており、対打者でもブルペンと同じフォームで投げることが課題と受け止めた。

 「打者を相手にしても、低めに投げられるように、練習します」。青山は、修正点を確認するように話した。【金子航】