今年は畳で野球観戦だ!

 ロッテがQVCマリンフィールドにお座敷部屋をオープンさせる。一塁側内野席上段に約150万円の経費をかけて6畳間を2部屋と4畳半を1部屋作製し、3月1日から売り出すことになった。小さな子供からお年寄りまで、だんらんしながら観戦してもらおうというのが趣旨。正式名称を「お座敷ボールパーク」として、究極のリラックス観戦を目指す。

 4月1日の西武戦から利用が可能になるが、QVCで練習していたクレイグ・ブラゼル内野手(33)が一足先にお座敷を見学した。すると、お茶をついだかと思えば、ついには横になってしまった。「日本の球場に日本の文化を感じることの出来る部屋ができることは、とても素晴らしいことだと思う。この畳の匂いはなんともいえなく落ち着くね。私もアメリカから友達が観戦に来た時は、間違いなくこの部屋を勧めることになるだろう。くつろげるし、小さい子供が一緒でも問題ないし、グレートだ」と大絶賛した。

 今後はこの部屋を利用する客を対象にして、試合前にお茶会や生け花教室を開いたり、囲碁将棋のプロ棋士をゲストに招いて教室を開くプランなどを練っている。12年には別の部屋で落語家を呼んで観戦した実績もあり、野球以外のお座敷を利用したサービスとのコラボを進めていく考えだ。定価は4万円(定員8人)。5月までのお試し期間は3万2000円で利用できる。【竹内智信】