甲子園はチョスムニダ(気分がいい)!
阪神の新守護神呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=韓国・サムスン)が2月28日の全体練習で、初めて甲子園のマウンドに立った。昨年12月12日に見学した本拠地は甲子園ボウルを控え、内野にも芝が敷き詰められマウンドはなし。「上がってみたかったけど、この状態なので仕方ない」と話していた念願のマウンドに立ち「気分的によかった」と笑顔がはじけた。
タテジマに身を包み、投内連係でマウンドに立った。4万7757人を収容するマンモスを肌で感じた。ここが本拠地。声援もヤジも飛んでくるマウンドでの投球をイメージし、連係に時間を割いた。早く投げたいかと問われると「それは分からない」とおどけてみせた。
休憩時間には若手投手と談笑。江口通訳を介さずにメニューを確認した。キャンプ序盤に漂っていた「助っ人感」はもうない。韓国語で兄貴を意味する「ヒョン」に日本語の「さん」が合わさり、年下の選手からは「ヒョンさん」の愛称で慕われる。
セーブを挙げる場面を想定し、オープン戦でも9回に登板する。次戦は李大浩がいるソフトバンク戦(5日=ヤフオクドーム)が濃厚で、高知遠征は外れて甲子園で調整する。キャンプ最後の実戦となった2月25日の韓国・LG戦では最速155キロを記録するなど着実にステップを踏んでいる。聖地を堪能し、ギアはさらに上がったはずだ。



