<オープン戦:巨人3-2ヤクルト>◇1日◇東京ドーム
ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)の一塁コンバート案が1日、消滅した。3回無死一、二塁。併殺を狙ったプレーで何でもない送球を落球し、その後の犠飛による失点につなげてしまった。小川監督は「いただけない。普通にプレーしないと。犠牲フライにつながってしまった。自分の中では判断しています」と、プラン撤回を示した。今日2日まで一塁をテストする予定だったが、それもキャンセル。DHでスタメン出場することになった。
昨年はシーズン60本塁打の日本新記録を樹立した。しかし、3冠王も狙っていた終盤、左アキレスけんを痛めて途中交代することが多くなった。それもあって、打点と打率ではDeNAブランコにタイトルを譲った。イニング交代で、人工芝で右翼まで往復することが疲労を増幅。負担の軽減を図ってのコンバート案だった。城石内野守備走塁コーチも「何試合かやってみたけど、公式戦では厳しいかな」と困惑気味に話した。
陽気なバレンティンもさすがにテンションを落としていた。2月23日オリックスとの練習試合での適時エラーに続く大きな失策だ。「今日はちょっと心が折れました。ライトフィールド、お願いします。あしたラストチャンスね」とうつむき加減に引き揚げて行った。しかし、その最後の機会もなくなった。慣れた外野で気持ちを切り替え、打撃に力を注ぐことになる。【矢後洋一】




