「第2の外国人投手」が衝撃デビューを飾った。日本ハムの新外国人マイケル・クロッタ投手(29=ナショナルズ3A)が鮮烈にベールを脱いだ。1日の広島との練習試合に5番手で実戦初登板。10球中全直球9球が150キロ超えで、最速155キロが3球。「1試合目にしては上出来だね」。新外国人の目玉ルイス・メンドーサ投手(30=ロイヤルズ)が本領発揮していない中、超ド級のインパクトを見せた。
球がうなった。8回2死。鈴木将への初球で、この日の最速155キロが飛び出た。なお2球連続でその最速をマークして詰まらせたが、二塁内野安打。「球速にこだわってはいない。アウトを取ることだけに集中しているよ」。続く田中を左邪飛に打ち取り1回1安打無失点。あっという間に初舞台を下りた。栗山監督は「オレは本当に期待している」とゾッコン。身長2メートル1センチの巨体から繰り出す剛速球で、観衆の度肝を抜いた。
思いの丈を右腕に込めた。キャンプ序盤の2月7日に左足太もも裏の張りで、つまずいた。別メニュー調整を余儀なくする中、焦りから口数も減ったという。「すごい投げたいと思っていた」。休日には美ら海水族館に行き、初めて見るジンベエザメに癒やされた。「1番の思い出になったよ」。心身ともリフレッシュし、最高のパフォーマンスにつなげた。本人の申告によると最速は「米国で101マイル(約163キロ)出したことがある」。ロマンを感じさせる愛称クロちゃんが、頼もしく1歩踏み出した。【田中彩友美】



