右肘の張りを訴えていた中日浅尾拓也投手(29)の調整が“リセット”された。2日、DeNA戦前のナゴヤドームでフリー打撃に登板。高橋周、森越を相手に変化球を交えて投げたが、12球で切り上げた。投球を見つめた森繁和ヘッドコーチ(59)は内容について「いいわけないだろ。また最初に戻すよ」ときっぱり。5日からの西武2連戦(刈谷、小牧)にも初の実戦マウンドに上がる見込みだったが、白紙になった。

 浅尾は「明日の状態を見てから、今後のことは決めると思います」。最悪の場合、開幕に間に合わない可能性もある。森ヘッドは、パヤノが8回かと問われ「それだったら(9回岩瀬と)左、左になる。田島がやるしかない」と渋い表情だった。