<オープン戦:ソフトバンク6-0阪神>◇5日◇ヤフオクドーム

 もっと振っていけ!

 阪神和田豊監督(51)が打線に積極性を求めた。5安打無得点だった前日4日に続き、わずか2安打に封じられて2試合連続の無得点。指揮官は初球からガンガン振るソフトバンク打線を引き合いに、「振れ振れ」指令を出した。主力が並び始めた14年猛虎打線の開花は、まだ先のようだ。

 

 福岡のホームは遠かった。いくらオープン戦でも、いくら開幕まで日があると言っても、湿った打線に不安が募る。ソフトバンク2連戦は0行進のまま終わった。18イニング連続の無得点。ヒットは新井と西岡の2本だけで、12三振を奪われた。本格的な実戦が始まったばかりとはいえ、打つに越したことはない。

 和田監督

 どうしてもレギュラー陣が仕上がっていない、出始めたころはよくあることだけど、それにしても打てなさ過ぎるな。ずっと見てしまっている。ソフトバンクは最初から振って振ってだったけど、ちょっと見過ぎているかな。

 相手先発はエース摂津だ。絶妙なコントロールと一級品のキレに、開始からバットは空を切り続けた。2年目東浜から2安打したが、終盤は実績ある3人の救援陣にぱったりだった。理由を探し始めればきりがない。2月26日に沖縄・宜野座と高知・安芸で鍛え上げたキャンプが終わった。オフを1日挟み、高知へ遠征。2日夜に関西へ戻ると3日には西宮神社参拝、そして博多遠征へ出発した。肉体的な疲れはピークで、動けなくなる時期。連戦で練習量が落ちるのも、覚悟のことではあった。

 関川打撃コーチ

 2試合続けて0点、何とも言えない。キャンプが終わって振る量が減ってきている。甲子園に戻って、もう1回振り込みをやっていきたい。練習しないとね。

 博多遠征から開幕オーダーに近いであろう主力がスタメンに名を連ねた。残るピースは軸に考える「ゴメス」くらい。底上げをテーマに成長を待った若手のチャンスも減りながら、これからは昨年同様の名前が出てくる。和田監督は緒方を話題に「まだまだ勉強することが多い。昨日今日と1軍クラスの投手と当たって、どう対応していくか」と期待した。まだオープン戦、されどオープン戦。猛虎打線の開花予想は、3月28日でいいのだろうか。【近間康隆】

 ▼阪神はオープン戦4試合を終えて3敗1分け。4得点とチーム打率1割8分は12球団中11位で、0本塁打。昨年はオープン戦開幕2戦で34安打し、23得点、打率3割9分5厘は12球団1位と猛打でスタートしたが、今季は貧打が目立っている。