育成選手の阪神伊藤和雄投手(24)が近日中に1軍合流することが6日、分かった。高知・安芸組キャンプからここまで6試合登板。14イニング無失点を続け与えた安打はわずか3本。42個のアウトのうち、半数の21個は三振で奪っている。好投を続ける育成右腕について、和田監督が「真っすぐがいいね。真っすぐで空振り取れているからね。腕の振りがいいし、あの姿を1軍でできるか見てみたいし」と、1軍戦でテスト登板させるプランを打ち出した。

 5日の教育リーグ・ソフトバンク戦(雁の巣)では和田監督ら1軍首脳陣が視察する前で5者連続で空振り三振を奪うなど快投。昨年、140キロを下回ることもあった直球は、最速147キロをマークするまで成長した。

 昨季2軍公式戦12試合に登板し、防御率11・57。成績が振るわず、オフに育成契約となった。「しっかり結果を残して、チャンスをつかんでいきたい」(伊藤和)。最短での支配下登録復帰へ、ビッグチャンスが訪れる。【宮崎えり子】

 ◆伊藤和雄(いとう・かずお)1989年(平元)12月13日、埼玉県生まれ。中学から野球を始め、坂戸西で甲子園出場はなし。東京国際大で4年春にリーグ優勝。大学選手権で元広島・古葉監督が率いる初出場のチームを4強に導いた。11年ドラフト4位で阪神入団。50メートル6秒7、遠投110メートル。186センチ、90キロ。右投げ右打ち。