俺たちを忘れるな!
2軍で調整していた広島今村猛投手(22)と松山竜平外野手(28)が6日、マツダスタジアムで行われた社会人オール広島との練習試合に出場した。2軍主体ながら、野村監督が指揮を執り現状を確認。不振で沖縄第2次キャンプメンバーから外れた今村は、1イニング打者4人に対し、1被安打1奪三振での無失点。2月2日に左太もも裏を痛めて離脱した松山は、4打数3安打2打点と活躍した。
マツダスタジアムに、寒の戻りの粉雪が舞った。体に感じる季節は逆戻りしても、28日の開幕は待ってはくれない。本来なら1軍主力で3・28を待つべき2人が、2軍主体の練習試合で懸命に復調を訴えた。
今村は8-1の5回に登板。先頭の代打・岡将吾外野手(25=JFE西日本)への初球ストライクはこの日の最速147キロをマーク。岡にはスライダーを中越え二塁打にされたが、続く田中友博内野手(24=三菱重工広島)はスライダーで空振り三振。「キャンプのときよりはよくなっています。変えたのは、投げるタイミングです」と明かした。
前回登板は、宮崎・日南キャンプ中の2月16日紅白戦。2回6被安打6失点と打ち込まれ、沖縄第2次キャンプの1軍メンバー入りを逃した。本来ならセットアッパーとして開幕への調整をするべき右腕が、明日8日のオープン戦ヤクルト戦(福山)でも昇格をかけて登板する。
ランニング中に左太もも裏を痛め、キャンプ2日目にしてリタイアした松山は、3安打、1犠飛、2打点と5打席中4打席で結果を出した。「試合でどんどん結果を出して、早く1軍に呼ばれるようにしなければ」と危機感をにじませた。
直接指揮で状態を確認した野村監督は「今村はよくなっているが、真っすぐで空振りを取る本来の投球はまだできていない。8日(のオープン戦)も投げるのでそれを見ます。松山は今の打撃の状態を維持していければ、開幕には間に合うでしょう」と分析した。今季の進撃を支えるべき2人が、大事な1歩を踏み出した。【堀まどか】



