<オープン戦:オリックス4-3ヤクルト>◇6日◇京セラドーム大阪

 オリックス東野峻投手(27)が“代役先発”で開幕ローテ入りに急浮上した。インフルエンザの金子が登板を回避した6日ヤクルト戦に先発。1回にヤクルト・バレンティンに豪快な1発を浴びたが、3回を2安打1失点で投げ終え、先発入りを猛アピールした。

 「1発以外はうまく投げられたと思います」。巨人時代の11年に開幕投手を務めた男が笑顔をみせた。オリックスに移籍した昨季は1勝どまり。今季のキャンプはB組(2軍)スタートだった。悔しさを胸に、先発に必要な投球の緩急を身につけるため、今までほとんど使わなかったカーブの習得に昨秋から没頭。この日もカウント球に使うなど、直球とスライダー頼みだった投球の幅を広げて結果を出した。

 キャンプでは中継ぎで、紅白戦など実戦6試合で1失点と結果を残した。やっと巡ってきた“ワンチャンス”をきっちり生かした。「1軍でやってこそプロ野球選手。どんな役割でもやって、最終的には先発でと思っている」と移籍2年目の巻き返しに燃える。森脇監督も「昨年とは違うところをずっと見せている。(ローテ候補の)中にいる」とはい上がってきた男の意地に期待していた。【高垣誠】

 ◆オリックスの先発候補

 エース金子、西、ディクソンの3人のローテ入りは当確。4番手以降は、右は東野をはじめ先発転向する岸田、新人の吉田一ら、左はベテラン井川、松葉らが候補。今後のオープン戦を通じ、絞り込んでいくことになる。