<オープン戦:楽天3-2西武>◇7日◇倉敷
伊原ライオンズの「右翼手ダービー」でデッドヒートが繰り広げられている。7日、楽天とのオープン戦で7年目の斉藤彰吾外野手(24)が先発。3安打2盗塁で猛アピールに成功した。3回には相手の失策で出塁し、1死二塁から熊代の一邪飛で楽天の一塁手・ユーキリスのすきを突き、タッチアップで三塁に進塁。伊原監督も「彼の足があればいけると思ったのでしょう」と俊足を生かした積極的な走塁を高評価した。
新年早々の1月2日に指揮官がトークショーの壇上で開幕オーダーを明かした。だが、9ポジションの中で唯一「2番・右翼」だけは、レギュラーを明言しなかった。さらに、その場で「熊代、斉藤、木村で争ってくれれば」と3選手を名指しし、レースのスタートを告げる号砲を鳴らした。
この日を含め、対外試合8戦の先発出場は、熊代が7戦で◎、木村は6戦で○。斉藤は2戦で▲の展開。だが、最後尾につけていた斉藤の猛チャージで馬群が密集してきた。キャンプ中は休日返上でバットを振り込んできた斉藤は「不器用なので人よりもやらないといけない。木村さん、熊代も手ごわい。キャンプでやってきたことを試合で出したい」と鼻息を荒らげる。
開幕まで3週間を切り、レースは第4コーナーにさしかかろうとしている。ゴール板で待ち構える伊原監督は「まだまだゲームは残っているからね」とニヤリ。熊代が逃げ切るか、木村が差すのか、斉藤が大外から一気にまくるのか。最後の直線勝負が、おもしろくなってきた。【為田聡史】



