浅尾さんが帰ってくるまでオレが!

 中日田島慎二投手(24)が7日、新セットアッパーに名乗りを上げた。浅尾が「右肘関節内側の側副靱帯(じんたい)損傷」の重傷診断で、長期離脱が必至となった。チームにとって風雲急の一大事に、3年目の若武者が堂々と救世主に立候補だ。

 「そういうところでいけと言ってもらえるようにならないとダメだと思います。安心して使ってもらえるようになりたい。埋められたらうれしい」

 ナゴヤ球場で練習した右腕はきっぱり言った。首脳陣も筆頭候補に考えているようだが、本人の自覚と自信も申し分ない。この2年間、浅尾に教わったブルペンでの心構えや調整法も大きな武器。僅差を守る岩瀬へのつなぎ役に燃えた。

 変身で復活を印象づけている。新人の12年は一時セットアッパーも務めるなど56試合にフル回転したが、昨季は5勝10敗、防御率4・76の大不振。キャンプで森ヘッドコーチの指導を受け、輝きを取り戻した。要点は「遊び過ぎのテークバックをコンパクトにする」ことと「シュート回転をなくす」こと。バラバラだったフォームが安定し、制球も格段にアップした。オープン戦は2試合2イニング無失点。イキのいい田島が帰ってきた。

 「ホールドもほしいですが、去年10敗したんで、今年は負けがつかないようにしたいです」。昨季のリベンジを果たすには、無敗の快刀乱麻しかない。オフに5キロのダイエットで体を絞り、背番号も45から12に軽量化。救い投げの準備を万全に整え、開幕を迎える。【松井清員】