新人の中日又吉克樹投手(23)、西武豊田拓矢投手(27)、オリックス東明大貴投手(24)がプロ初勝利を挙げた。3人が同日にプロ初勝利は、12年5月27日の星野(巨人=3年目)武藤(中日=2年目)釜田(楽天=1年目)以来2年ぶり。新人3投手では2リーグ制後、55年4月5日の西村一(阪神)小武方(南海)有吉(西鉄)以来59年ぶり2度目。◆中日2位又吉「胸いっぱい」◆<中日6-5DeNA>◇17日◇ナゴヤドーム

 中日のドラフト2位又吉がプロ初勝利をつかんだ。1点ビハインドの9回から登板。白崎に二塁打を浴びたが無失点に抑え、その裏のサヨナラを呼んだ。「頭の中が真っ白。胸いっぱいです」。決勝打の平田から譲られたウイニングボールを大事に握りしめた。ここまで17試合中10試合に登板しており、「このボールは大切なお守りにします」とうれしそうだった。◆オリックス2位東明「やり返した」◆<オリックス7-5日本ハム>◇17日◇ほっともっと神戸

 オリックスのドラフト2位東明が5度目の登板でプロ初勝利を挙げた。先発井川の後を受けて、4回途中からマウンドに上がった。6回までを1安打無失点に抑え、チームの逆転を呼び込んだ。「開幕戦でやられていたので、やり返したかった」。初のお立ち台で満面の笑みを浮かべた。◆西武3位豊田「打線に感謝」◆<西武13-4ロッテ>◇17日◇西武ドーム

 西武のドラフト3位豊田がプロ初勝利を挙げた。1点差に迫られた5回1死一塁から2番手として登板。1安打を許すも、この回を無失点で切り抜け相手の反撃ムードを断ち切った。6回も続投し、1回2/3を無失点でバトンをつないだ。「実感がない。踏ん張ってくれた(岡本)洋介さんと、打ってくれた打線に感謝です」と振り返った。