西武誠投手(20)が9月上旬にも1軍デビューする可能性が25日、浮上した。今年1月に未成年ながら飲酒、喫煙が発覚し球団から半年間の対外試合禁止などの処分を受け、7月23日のイースタン・リーグのロッテ戦で実戦復帰。ここまで同リーグで4戦に登板し2勝、防御率2・05をマーク。19日も巨人戦でも2番手で登板し5回1失点の好調をアピールした。

 過密日程も誠の1軍デビューを後押しする。9月に入ると2日ロッテ戦から10連戦が待ち受ける。先発投手陣は現状の岸、牧田、野上、岡本洋、菊池、レイノルズの6枚に小石が加わることが濃厚。ただ、レイノルズは前回登板の23日日本ハム戦で8安打7失点で3回を持たずにKOされ、次回登板予定の30日オリックス戦で復調がなければローテ落ちする可能性が高い。

 田辺監督代行は「10連戦は若手の起用というのも当然ある」。清川投手コーチも「小石にしても下から上がってきた選手が結果を出している」と話し、レイノルズが抜けた1枠に2軍若手投手の起用を示唆した。2軍で好調を維持する誠に待望のチャンスが到来する。