新任の中日大塚晶文投手コーチ(42)が9日、ヨッシャーのススメを説いた。現役時代に打者を抑えた時に絶叫する「ヨッシャー!」で人気を集めた同コーチ。ナゴヤ球場で就任会見を行い「あれは自分の中で意図的にやっていたというのもある。感情を呼び起こすため」とメンタルコントロールの重要性を説明した。数年前にはメンタルトレーニングの資格も取得。理論を学んだという。

 新コーチは15日からみやざきフェニックス・リーグにも参加する。ドラフト1位の鈴木翔ら若い投手を自身の目でチェックする。「言葉、動作、表情で感情のスイッチを切り替えることが出来る。いい時も悪いときもすぐに忘れて次に向かう。選手には徐々に伝えていきたい」。背番号も74に内定。11年ぶりに古巣のユニホームに袖を通した新米コーチが心身両面で若手投手を鍛える。