お立ち台でも「ヲタ芸」やる!?

 2年連続2桁勝利の中日大野雄大投手(26)が19日、テレビ収録のために名古屋市内でメイド喫茶を初体験した。平田、祖父江とともに「夢の国にようこそ、ご主人様~」と迎え入れられると、はじめは恥ずかしがっていた左腕もエンジン全開。ノリノリでウサギの耳を装着した。

 ライブパフォーマンスが始まると、テンションはMAX。実は隠し芸でもある、アキバ系アイドルファンがライブ会場で乱れ踊る「ヲタ芸」まで披露した。

 メードさんのプロ根性を目の当たりにし、感じるものもあった。1学年先輩の平田が「何か新しいことやりたいですね。球場が一体になるもの…なあ、大野!」と水を向けると「チームが気持ちよく勝ったときは何かパフォーマンスみたいなものが出来れば」と同調した。通り一遍になりがちなお立ち台を改革し、ファンと一体感の出る空間を作るイメージが膨らんだようだ。

 これまでは小田がその役目を果たしてきた。お立ち台で「やりましたー!」と絶叫する決めぜりふで、関連グッズもできたほど。そんな「宴会部長」がチームを去り、そのポジションも空席のままだ。突然「ヲタ芸」を演じた大野だが「えっアレですか?

 さすがにそれはちょっと」と新パフォーマンスに採用するのには慎重だ。それでも…。来季はお立ち台に登った大野を揺れるペンライトが囲む、まさに萌(も)えろドラゴンズ!?【桝井聡】