楽天が新人選手に“メンター”制度を導入する。育成部のスタッフが新人の悩みや不安を積極的に聞き取り、プロの世界にいち早くなじむようにする。26日、安部井チーム統括本部長は「若い子には手助けが必要。悩みを相談したい時に手を差し伸べる存在を作る」と話した。メンター制度とは新人育成の一環で、多くの一般企業で取り入れられているもの。年の近い先輩が相談相手となるメンターとなり、励ましながら指導を行う仕組みだ。

 球団には面倒見の良い先輩が多いが、選手に任命すると負担になると判断。前2軍野手コーチだった益田育成部部長を始めとするスタッフがメンターのような存在となり、新人選手をサポートする。「楽天流」と呼ばれる育成マニュアルの作成も準備中。常勝軍団となるべく、明文化した指導方法の確立を進めていく。