09年首位打者のオリックス鉄平外野手(32)が、神戸市西区の合宿所で練習した5日、復活へ「秘密兵器」の存在を明かした。特製の縄跳びで、重さ850グラムとビニール製の市販品の10倍以上。太さは約3センチとバットのグリップほどもある。「腕、肩周り、手首に効きますね。縄がすりきれるころにはムキムキの体になってるかも」。これを自主トレ期間中に1日100回を3セットほど跳ぶという。

 鉄平に「やってみますか」と言われて跳び始めると、こりゃ重い!

 すぐに上腕の外側が張ってきた。50回を終えるとヘトヘト。今日6日に40歳となるアラフォー記者には厳しい。「二重跳びはもっとしんどいですよ」。目の前で手本を見せてくれたが、こちらは1回もできなかった。

 勧められたのは有名トレーナー…ではなく、兵庫・たつの市内にある運動具店の店主だった。「前からの知り合いです。自主トレにいいんじゃないと勧められて」。2月の宮崎キャンプにも持参を検討中だ。

 楽天からトレード移籍1年目の昨年は50試合出場にとどまった。「今年はけがなく1年間やるのが目標。(補強で)厳しい競争になるが、もっと試合に出たい」。ピョンピョンと跳び続けて、成績も大ジャンプといきたい。【大池和幸】