DeNAからFA移籍の巨人金城龍彦外野手(38)は新天地での活躍に向け、ムチをたたく。5日、ジャイアンツ球場で自主トレを公開。「年が明けて、緊張感も高まってきたし、気合も入っています」と球場開き初日から全開モード。ダッシュ、ネットスロー、マシン打撃、ウエートトレなど、約2時間半のトレーニングを全力で消化した。

 単身で自らの体を追い込んだ。ウオーミングアップからの全メニューを1人で淡々と消化。マシン打撃では両打席で約50分間、バットを振り込んだ。「ペースはちょっと早いくらい」と言うように、順調そのもの。「連覇中のチームの戦力になれるように。金城が来てくれて良かった、と思ってもらえるように頑張ります」と使命感に燃える。

 相当な覚悟で臨む。「どこでもいけと言われてもいいように、しっかり準備していきたいです」とキッパリ。「年齢的にもベテランですし、経験もしているので、若い選手を引っ張っていければと思います」と決意を込めた。「1、2月にしっかり体を作って、万全の状態で臨めるように」。シーズン開幕を100%で迎える。【久保賢吾】