楽天は12日、デーブ流改革が詰まった12日間の沖縄・久米島キャンプを打ち上げた。

 日の出前に行っていたアーリーワークの開始時間を変更。朝食を重視し午前9時からにした。また投内連係もメジャー流を取り入れた。内野1面で行うのではなく、外野で右翼、中堅、左翼と4カ所に増やし、効率化を図った。紅白戦では選手にグリーンライトと呼ばれる走塁フリーの権限を与え、機動力向上の意識付けを高めた。大久保博元監督(48)は松井裕の救援転向計画を語る一方、先発については「5イニングは若い選手3人でも乗り切れる。オールスターのように2回、1回ずつとか目先を変えられると打ちづらい」と、序盤からの継投案を明かした。キャンプ打ち上げには「100点」と評価。「ミスは次の日に検証して、同じミスが繰り返されなかった」と手応えを感じた様子だった。