<全日大学野球選手権:慶大6-4東京国際大>◇11日◇準決勝◇神宮

 史上初の元プロ監督対決は、慶大・江藤省三監督(69)に軍配が上がった。同点の9回2死二塁から、3番山崎錬の中前適時打で勝ち越し。伝統校の底力を見せつけた同監督は「古葉さんとは試合前に『一生懸命やろう』とだけ話した。そんなに意識してないよ」と笑った。24年ぶりの優勝へ、決勝の相手は藤岡擁する東洋大だ。打席でのドラフト1位候補対決を待つ伊藤隼太主将(4年=中京大中京)は「どんないい投手でも必ずチャンスはある。チームの勝利が優先ですが、第1打席は特に集中して入ります」と、一撃必殺を誓った。