<東都大学野球:亜大5-1拓大>◇第6週第1日◇13日◇神宮

 亜大が6季連続Vへ大きく前進した。ドラフト1位候補の山崎康晃投手(4年=帝京)が5安打1失点で完投。リーグトップの4勝目を挙げ、拓大に先勝した。国学院大は、8回に小木曽亮外野手(4年=中京大中京)の三塁打を口火に3連打して逆転。負ければ亜大Vに王手がかかる一戦に4-2で勝利。今日14日の2回戦で勝てば優勝決定は27日からの最終週の直接対決に持ち込まれる。

 亜大・山崎が省エネ投法で4勝目を挙げた。「とにかく低めに。打たせて取る投球を心がけました」と102球で完投。今季勝利した3試合の平均球数は130球だったが、この日はコースを丁寧についた。自己最速は151キロだが、この日は143キロ止まり。カーブやツーシームを駆使して三振もわずか4つだった。「力を入れないで投げられたのは収穫です。次も任されたらしっかり投げたい」と気を引き締めた。