<プロ野球ドラフト会議>◇27日

 オリックスは外れ1位で東芝・安達了一内野手(23=上武大)の指名に成功した。力強い打撃と先の塁を陥れる走力、広い守備範囲が武器。何より補強を目指していた右の強打者だけに、岡田彰布監督(53)は「社会人を経験しているので、1軍で活躍してくれると思う。当然、経験豊富なので期待している。(1度目の入札で)先に安達君をいこうかという話もあった。来年、勝負するという意味では大きい」と喜んだ。

 1度目の入札では東海大甲府・高橋周平内野手(3年)を指名しヤクルト、中日と競合。3度抽選を外した昨年に続く、くじ引きは1番手で一番上にあったくじを引いて、ハズレ。「迷うたんよ。一番下いこうか。(東洋大・藤岡を当てたロッテ)西村監督が一番上やったから。最初から上、行くわってみんなに言うてからな。素直な性格が出たわ」とこちらには苦笑いだった。岡田監督のくじ引きは昨年から4連敗となった。