<運命の日を待つ(中):高校生編>◆安楽智大投手(済美)

 最速157キロ右腕。3年では主将、エース、4番の3役を担った。「1年から試合に出させてもらっていたけど、プレッシャーに負けない自信があった」という強心臓の持ち主だ。昨秋に右肘を故障。今年は部内の不祥事、9月2日には恩師である上甲監督が胆管がんで亡くなった。数々の試練と向かい合った剛腕がプロの世界で大きく羽ばたくはずだ。【宮崎えり子】