ブラジル魂で主軸を目指す。楽天ドラフト4位の白鴎大・ルシアノ・フェルナンド外野手(22=桐生第一)は栃木・小山市内の同大学で指名あいさつを受け、「ブラジル人としての誇りを持って頑張っていきたい。日本で育ったけど自分の本当の部分はブラジル人だと思う」と陽気な笑顔を見せた。曽祖母が日本人で、ブラジル生まれの日系4世。5歳で群馬に移り住み、日本語、ポルトガル語、スペイン語、英語を操る。

 ブラジルにいた頃は、はだしでサッカーボールを蹴っており、「日本人では打てない強さの打球を飛ばす」(白鴎大・藤倉監督)と体幹の強さは抜群。関甲新学生リーグでは通算16本塁打と球団は右の大砲候補として期待を寄せている。夢はブラジル代表としてWBCに出場すること。「バレンティン選手が目標。明るいキャラもそうだし、打率も残して本塁打を打ちたい」とラテンのノリを武器に早期1軍を目指す。