中日平井正史投手(33)が年俸大幅ダウン提示に憤慨し、越年も辞さずの姿勢を見せた。9日、名古屋市内の球団事務所で行われた契約更改交渉で、1700万円減の6800万円を保留。「下がるとは思ったけど(ダウン)幅が大きすぎる。年を越してもかまわない」と話した。

 平井が訴えたのは中継ぎの“勤続疲労”。今季は37試合で1勝1敗、防御率5・14に終わったが、リリーフ1本となった05年から3年連続で45試合以上に登板してきた。「ここ数年やってきたことを考慮してくださいと言った。中継ぎは投げなくても肩をつくったり、やってみないとわからないもの」と主張した。

 交渉役の井手編成担当は「中継ぎが疲労するのはわかるけど、すべてコミで評価している」と複雑な表情だった。