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日本ダル投入も韓国に完封負け/WBC

最終打者となった小笠原がバットを折られて一ゴロに倒れる
最終打者となった小笠原がバットを折られて一ゴロに倒れる

<WBC・第1ラウンド:日本0-1韓国>◇9日◇A組◇1、2位決定戦◇東京ドーム

 サムライジャパンが韓国に完封負けし、第1ラウンドA組2位となった。1点を追う8回、5日の中国戦で先発したダルビッシュ有投手(22=日本ハム)を投入する原辰徳監督(50)の執念も実らなかった。0-1での敗戦。オールプロで臨む五輪(予選含む)、WBCで韓国に初の完封負けで、優勝した第1回大会と同じ2位通過となった。日本代表は10日未明、チャーター機で渡米。15日(日本時間16日)からの第2ラウンド(米サンディエゴ)1組では4強入りをかけて、B組の1位(未定)と対決する。

 サムライたちの執念は実らなかった。韓国に敗れた瞬間、原監督は唇を真一文字に結んでグラウンドに背を向けた。ロッカールームでのミーティング後、それぞれが厳しい顔つきで姿を現した。

 原監督 14点の後に0点…。これが野球です。相手投手にいいところに投げられたら打つことができないということです。ただ投手は頑張ったし、チームはこの負けでさらに団結力が強まった。それをもってアメリカに旅立ちます。

 あくまでも1位通過にこだわった指揮官が“奥の手”を繰り出したのは、8回だった。先発岩隈から杉内、馬原を挟み、送り出したのはダルビッシュ。5日の中国戦から中3日。山田投手コーチは「ダルビッシュは用意させていた。同点、延長もあると思ったから。点が入ったらもうちょっと引っ張ろうとも考えていた」と“攻めの継投”を説明した。

 ダルビッシュが7番李机浩、8番朴勍完をスライダーで連続三振に仕留める。四球と右前打で2死一、二塁から、2番高永民にも空を切らせた。中国戦でなかった球速150キロを計測。韓国とはサンディエゴでの第2ラウンドで再戦する可能性が高い。直球とスライダーだけで韓国打線をほんろうした右腕が、手応えをつかんだのは、敗戦にあって大きな収穫だった。

 ダルビッシュ 相手に嫌なイメージは与えられたんじゃないか、と思う。こんなに切れ味を見せられるとは思わなかった。久しぶりにスライダーのボール球を振ってくれて、三振をとれて気持ち良かった。

 ダルビッシュが抑え、反撃ムードが高まった。その裏、イチローの中前打で、一番の盛り上がりを見せる。1死一塁から2番中島に送りバントを指示してまで、後続の青木に賭けたが投ゴロに終わった。

 実は前回の韓国戦に大勝を決める直前、原監督はイチローと約束を交わしている。イチローから「ここで試合に勝ってもはしゃがず、みんなうれしい顔を見せないでおきましょうね。我々は堂々と勝って、堂々とふるまいましょう」と言われ、「その通りだな」とうなずいた。

 勝っておごらず、負けて騒がず。それがサムライジャパンに定められた掟(おきて)。日付が変わった10日0時33分、日本代表は羽田空港から米国に出発した。原監督は険しい表情で言い残した。

 原監督 日本と韓国でアジアの野球を世界に知らしめたい。そして、今度韓国と戦ったときには、胸と胸を突き合わせて力の勝負を挑みたい。

 サムライジャパンはリベンジと連覇の志を胸に秘め、決戦の地へと旅立った。【寺尾博和】

 [2009年3月10日8時52分 紙面から]

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