ボクシングのダブル世界戦の予備検診が、29日に東京都内と大阪市内で行われた。

 WBA世界ライトフライ級は王者田口良一(29=ワタナベ)が身長167・7センチで11・3センチ、リーチが172・5センチで13・5センチ、挑戦者の同級1位宮崎亮(28=井岡)よりも優位だった。

 田口は「宮崎選手はスピードが速いのでリーチ差は関係ないとは思うが、有効には使っていきたい」と冷静に話した。胸囲も87・5センチで4・3センチ上回り、体力での優位性には練習の成果を感じている。「押し合いに負けない自信はある。中盤からは押し勝てるはず」と自信を口にした。試合は31日に東京・大田区総合体育館でゴングとなる。