5月20日にWBA世界ミドル級王座決定戦(東京・有明コロシアム)を控える同級2位でロンドン五輪金メダリストの村田諒太(31=帝拳)が26日、ロングスパーリングに臨んだ。

 同級1位アッサン・エンダム(32=フランス)と争う世界ベルトに向け、都内の所属ジムで10回のスパーを消化。海外から招いたボクサーを練習パートナーに追い足鋭く攻め込み、右ストレートや左ボディーなどを的確にヒットさせた。

 村田は「良いスパーだったと思います。右もキレていました」と確かな手応えを口にした。2週間前までは肉体を追い込んだ疲労を感じていたものの「今はだいぶ良くなってきた」と明るい表情。今後は「長くても7~8ラウンドぐらいのスパーリングになると思う」とのプランを口にした。

 13年8月のプロデビューから13戦目。日本人初となる五輪金メダリストの世界ベルト奪取へ、順調な調整を続けている。