正規王者ナルディーヌ・ウバーリ(32=フランス)が6回終了TKO勝ちで初防衛に成功した。

挑戦者の同級15位アーサー・ビラヌエバ(30=フィリピン)の右目周辺に向けて的確な左ストレートを打ち込み続け、6回にダウンを奪った。同回終了後、挑戦者陣営の棄権でTKO撃破となった。これでウバーリの通算戦績は16勝(12KO)無敗、ビラヌエバは32勝(18KO)4敗1分けとなった。

リング上で初防衛成功に満足げな表情をうかべ「ナルディーヌ・ウバーリが世界一だ」と宣言した正規王者は、年内に暫定王者井上拓真(23=大橋)との王座統一戦が予定されている。初防衛戦前のインタビューでは「最初に獲得したのがWBCのベルト。今、自分はすべてのベルトがほしい」と発言。井上拓との王座統一戦で勝利した後、階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級覇者(WBAスーパー王者ノニト・ドネア-WBA・IBF王者井上尚弥)との対決を希望していることを明かしていた。