WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(34=金沢)が25日、大阪市内の所属ジムで、初防衛戦(29日、大阪府立体育会館)に向けた練習を公開した。ミット打ちやシャドーなどで汗を流し「緊張も高まってきている。自分のボクシングをして、流れの中でアピールするところはしたい」と意気込んだ。

 練習前には予備検診も受診。同級15位の挑戦者バルデス(コロンビア)とは身長で8センチ上回るが、リーチは5センチ劣った。「リーチ、ムチャ長いっすね。ボク、手足が短いんすよ」と苦笑した。

 体重のリミットまで残り2・5キロ。減量中のチャンピオンには、もちろんクリスマスムードはない。2児のパパは「子どものところにはサンタさんは来てたみたいですけど。ボクは食事も別でした。プレゼントは試合が終わってからでいいですね」と話した。