ノアのGHCヘビー級選手権と同ジュニアヘビー級選手権の調印式が2日、都内で行われた。7月10日の東京・有明大会で行われる。

 自己の防衛記録14を更新する15回目の防衛戦となるヘビー級王者・杉浦貴(41)は、挑戦者の潮崎豪(29)を「俺がもがき苦しんでいる時期に、2年遅れて期待されて入ってきて先にベルトを巻いた。自分にはない若さと天性の明るさがあってうらやましい。だけど、まだベルトを渡したくない」。09年12月に奪取されたタイトル挑戦となる潮崎は「防衛記録を塗りかえたすごい王者になった。そこから取ることに意味がある」と話した。

 ジュニアヘビー級王者の鈴木鼓太郎(33)は現在、最多タイの6連続防衛中。新記録の7回防衛を狙う今回は、同じく6連続防衛の記録を保ち、過去5度王座に就いた金丸義信(34)が相手。鈴木は「人生には頑張らなくてはいけない時がある。それが今。記録は気にせずに、ノアの高いレベルのジュニアの、さらに先を行きたい」。過去、ジュニア王座挑戦の勝率が100%の金丸は「調印式は王者の場合が多かったから、挑戦者の立場は何とも言えないね。ジュニアタッグ王座と合わせて2冠を達成して(16日開幕の)ジュニアヘビー級タッグリーグ戦も優勝する」と宣言した。