大みそかに4度目の防衛戦を控えるWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(32=ワタナベ)が24日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開した。31日に横浜文化体育館で、同級暫定王者ホルヘ・ソリス(32=メキシコ)との王座統一戦を控える内山は2回のスパーリングを公開。ジャブと手数を持ち味とするソリスを意識するように、自らの得意とする距離を保ちながら、強烈な左ボディー、右ストレートなどを打ち込み、調整が順調に進んでいる様子を示した。

 ソリスは世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)やWBA世界フェザー級王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)といった世界的な強豪との対戦相手となるなど、キャリア十分な相手。内山は「やりたかった相手。強い選手と対戦し、実力と実績がある。今の自分の力を確認する上では十分です」と対戦を楽しみにしていた。